読み物・歴史

三津の渡し ― 室町から続く、無料の「市道」

松山港の内港を結ぶ渡船。市道の一部として無料で運航され、その起源は室町時代にさかのぼる。

道路としての渡船

「三津の渡し」は、松山港内港地区の三津と港山の間を結ぶ渡船である。市道高浜2号線の一部として運航されており、運航料金は無料である。

橋ではなく船が「道路」を担っている区間、ということになる。観光船ではなく生活の道なので、地元の人が普段の移動に使っている。

室町からの航路

起源は室町時代にさかのぼり、港山城への物資輸送や食料調達のため利用されたのがはじまりである。城への補給路として開かれた航路が、そのまま現在の市道として残っていることになる。

江戸時代の俳人である小林一茶も、句会に参加するために三津の渡しに乗船したと言われている。

乗る

年中無休で、午前7時から午後7時まで随時運航されている。運航されている渡し船「こぶかり丸」は、茶色のレトロな外観が特徴である。

利用者が自身で積み降ろし可能な場合に限り、自転車の持ち込みが可能である。しまなみとは別に、松山市内でも船と自転車を組み合わせて動ける区間がある。

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出典・参考資料

最終確認: 2026年8月